大阪うつぼロータリークラブ R.I.第2660地区
Osaka Utsubo Rotary Club
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| 23代会長 

2003〜2004年度会長  藤井 健蔵

2004年6月29日 一年を回顧して

初めに
1905年2月23日シカゴにロータリークラブが生まれて99年目の年度でした。2005年の100周年には会員総数150万人目標という規模拡大を目指したロータリーも21世紀を前に大きな転換期を迎えました。

藤井 健蔵2660地区を例にとりましても1996年7月1日会員数5,600名を最高に減り始め、2001年7月1日4,800名、2002年7月1日4,600名、2003年7月1日4,400名スタートという現状を鑑み、菅生RI理事は原点に帰れが潮流であり、大規模ロータリーに急ぎすぎた。

筋肉質にする必要がある。という考えでRI国際協議会の本会議にてガバナー・エレクトを前に「今日における職業奉仕の重要性について」と題して講演されるという問題提起が背景にある年度でした。

RI会長ジョナサンB.マジアベ氏、ナイジェリア カノRC
テーマはLend a Hand “手を貸そう”
RI第2660地区 ガバナー 若林紀男氏

地区方針は

  • クラブ主役の意識と運営に最大の力を注ぎましょう。
  • 国際大会を成功させよう。
  • 地区の改革

の3点でした。
大阪うつぼロータリークラブの活動方針は、上半期ロータリーの真の意味を理解しようのもとに
(1) 親睦をもっと深めること。
(2) 職業奉仕の理解を深めること。
下半期は世界大会を成功させよう。のもとに1年活動してまいりました。

A.20032004年度主要会合表にもとづく活動報告

  1. 例会 46回
  2. 総会 3回
    8月26日前年度活動報告・会計報告
    12月2日次年度理事・役員選挙
    2月24日上半期活動報告・仮決算報告
  3. 理事会
    定例理事会12回、臨時理事会、持ち廻り
  4. クラブフォーラム4回 各奉仕部門が担当しました。
    第1回 クラブ奉仕部門 7月22日
    テーマ (1)ロータリークラブの会員同志がお互いをよく理解しよう。(2)例会を楽しもう。
    第2回 社会奉仕部門 9月9日
    テーマ 西区において大阪うつぼRCが出来る社会奉仕活動について
    第3回 職業奉仕部門 10月21日
    テーマ 会員相互の職業奉仕について
    企業見学 サンコーインダストリー(株)東大阪物流センター見学 17名参加
    第4回 国際奉仕部門 2月17日
    テーマ (1)世界大会にどうかかわるか (2)釜山西面RC姉妹提携延長について
  5. クラブ協議会 6回
    第1回 7月8日各委員長決意表明
    第2回 9月16日葛井重雄ガバナー補佐を囲んで ご指導を仰ぎました。
    第3回 1月27日半年を顧みて
    第4回 4月27日現・次年度合同
    (現)1年を振り返って、(次)活動計画準備
    第5回 5月18日次年度活動計画
    第6回 6月3日次年度クラブ協議会及び懇親会
  6. ガバナー公式訪問 9月30日 若林ガバナー訪問をうけて卓話を頂きました。
  7. 新会員インフォメーション
    第1回 榊原宗一会員・土井信幸会員・野上岳彦会員、前田健司会員のインフォメーションをしました。
  8. 情報集会 2回
    第1回 7月17日 於、ホテルアンビエント堂島 6階ブリリアント 39名
    第2回 5月16日 第2回家族会・健康を守る会と合同開催 於、大阪府立羽衣青少年センター
  9. 家族会 2回
    第1回 12月12日 クリスマス家族会
    於、リーガロイヤルホテル出席者 99名
    第2回 5月16日 大阪府立羽衣青少年センターにてクラフト作り、バーベキュ等で48名の出席で楽しい一日を過ごしました。
  10. IM第7組 10月11日ホスト:大阪心斎橋RC 於、ホテル日航大阪 登録24名(出席18名)
    次年度ホスト:大阪うつぼRC2004年11月6日(土) 於、ホテル阪急インターナショナル 講師:京都仏教会理事長 臨済宗相国寺派七代管長 金閣寺・銀閣寺住職兼務 有馬頼底氏 テーマ:別に工夫無し
  11. 2003〜2004年度大輪ゴルフ会
    10月9日(木) 於、鳴尾ゴルフ倶楽部 出席22名
    次年度ホスト大阪大手前RC2004年10月7日(木) 於、鳴尾ゴルフ倶楽部 参加要請がきている。
  12. 2003〜2004年度 地区大会
    11月14日〜15日 帝国ホテル大阪・NHKホール 出席20名 2002〜2003年度RI会長賞を授賞。
  13. 2004〜2005年度のための地区協議会
    4月24日 大阪国際会議場 出席義務の理事・役員・委員長 11名出席
  14. 2004年度国際大会(関西)
    5月23日〜26日 於、大阪ドーム・リーガロイヤルホテル 大会登録者45,000人 当クラブ:47名全員登録 ご令室14名登録。大成功であったと会員協力に対する御礼がガバナーから参っております。
  15. 5月23〜25日釜山西面RCより親善訪問
    5月24日 歓迎例会・第7次姉妹締結延長調印 金洪基会長以下会員5名、事務局員1名、計6名来訪。京都観光等楽しんでいただいた。

B.委員会活動方針に基づく活動報告

会場監督  奥野会場監督

ホリデイ・インエクスプレス大阪うつぼパークからホテルアンビエント堂島に移転の例会でした。例会日も金曜日から火曜日に変更になりました。スタート時は例会日の変更による退会者は1名で、会員のご協力により無難に推移したと考えます。
ビジターの来訪は例会場変更によるPR不足が響いてか低調に推移しました。ニコニコ箱年間目標200万円はほぼ達成していただきました。会計赤字の折柄ありがたいことであります。

クラブ奉仕部門

  1. 会員委員会  堤委員長
    委員長の方針は、会員は自然に集まるようにしていきたいという考えでした。
    7月1日会員48名でスタート、7月8日51名、7月15日52名、8月26日53名、スタート時は5名増員という好調なスタートでした。半年経過後2名ご逝去、6名退会スタート時より純減3名という結果になりました。1年を通しますと10%は自然減になります。会員増強の努力は常にしないといけないように思います。再入会勧誘努力も厳しい結果に終りました。
  2. ロータリー情報委員会  東村委員長
    新会員へのインフォメーション、「ロータリーの友」配布の際、興味深い記事の紹介、ロータリー精神の理解の情報等、委員会の活動は効果的な奉仕活動を行なう一助になったと思います。
  3. 広報委員会  中山委員長
    会報(週報)作成活動に「会員のコーナー」の設置等新しく工夫をしていただきました。
    ホームページは委員会を超えて湯浅会員のご努力にて一新していただきました。ありがとうございました。
  4. 出席委員会  湯浅委員長
    出席義務はロータリー古事記、4ヶ条の内の1ヶ条でありますが、昨今の会員減少の事情により、RIも21世紀のロータリークラブの試験的有り方の1つに出席規定の工夫を折り込んでいます。義務という観念が薄らいでいるようです。自己啓発という事でしょうか。
  5. 友好委員会  池田委員長
    和敬清寂の精神で委員会を運営していただきました。
    情報集会、クリスマス家族会、ゴルフ会、そして大輪ゴルフ会のホストの大役も友好委員会を軸にクラブが1つになって成功裏に活動していただきました。クラブ主役の意識と運営方針、親睦を深めることの中心的役割を果たしていただきました。
    利害のない親睦活動から和が生まれ、敬が育まれ、自分を見つめ、ロータリーという童心に帰ることが出来るのではないでしょうか。
  6. プログラム委員会  M田(多)委員長
    会員本人による卓話が多かったのではないでしょうか。担当会員による自主性に任された委員会の方針活動が発揮されておりました。例会卓話に一回の穴があくこともなく活動していただきました。
  7. 職業奉仕委員会  村上委員長
    職業奉仕はロータリーの金看板といわれています。しかし会員は職業奉仕は分りにくいとよくいわれます。
    ロータリーの綱領には、事業及び専門職務の道徳的水準を高めることとなっています。道、陰徳の水準を高めるとはI serve、内的奉仕の実践しかありません。
    職業奉仕の理解の一助に茶席の禅語を一年間お付き合いをいただきました。
    村上委員長は書道一家、道をきわめられています。12月クリスマス会、4月筍狩りに招待を受けました。村上家の感謝祭のようでした。愛の精神一筋というもてなしでありました。平常心でロータリーを理解されている家庭と感心しました。
  8. 社会奉仕委員会  植田委員長
    20周年事業から始まった日本ライトハウスに対する支援活動、6月13日、日本ライトハウス盲導犬育成施設の活動の理解等、外的奉仕から内的奉仕に向けての社会奉仕という考え方で一年活動されました。
    尚、地区補助金申請によるボーイスカウト大阪第91団との合同社会奉仕プログラムは、初めての試みで有意義でした。クラブ方針のロータリーの真の意味の理解に協力いていただいた活動でした。
  9. 青少年委員会  的場委員長
    本年度の青少年委員会の活動は秋のライラ、春のライラの登録を致しました。
  10. 国際奉仕委員会  柴本委員長
    下半期のクラブ方針でありました“国際大会を成功させよう”はまさに国際奉仕委員会の活躍の場でした。フィリピン・パラニャグRCとのWCS、釜山西面RCとの第7次姉妹締結延長、5月23日〜26日、世界大会(関西)等大きなプログラムが目白押しでしたが、立派に遂行していただきました。感謝、感謝です。国際大会は会員全員登録、ご令室14名の登録でした。大会全登録は45,000人で大成功という事でした。
  11. ロータリー財団委員会  豆村委員長
    米山委員会  赤坂委員長
    両委員会とも本年度は青少年交換学生、米山奨学生の受入はありませんでしたが、ロータリー財団、米山奨学会への寄付目標を達成されました。

C.ロータリー決議23-34について

ロータリーも1世紀近くを経過、21世紀に入りロータリーの原点に帰れが潮流でした。会員もここ4〜5年入れ替わりました。ロータリーの般若心経、決議23-34を皆様と一緒におさらいをしたいと思います。

『決議23-34について』
これは1923年4月18日〜22日の間、ミズーリ州セントルイスで行なわれた第14回国際大会において、決議案第34号として提案採択されたものである。当初の表題は「綱領に基づく諸活動に関するロータリーの方針」と付された。

1926年、ロータリーの奉仕活動が、4分類されるに至って社会奉仕活動に関する方針」(手続要覧P.85)と改められ、社会奉仕の部門に掲載されるようになった。そこで、この決議が社会奉仕のみに関するものと考えられがちであるが、そうではなくて原文の冒頭には「以下に掲げる諸原則はロータリー・クラブ及びロータリアンの指針として、また、綱領に基づく諸活動に対するロータリーの方針を明確に表すものとして適切であり、また管理に役立つものであることを認め、これを採用するものである。」とあって、あくまでロータリーの奉仕全体の指針である。

.結論

私も入会して、満21年、ロータリー財団、米山奨学会への寄付行為が主たるロータリー活動のような考え方をしていました。
国際ロータリーはクラブがあって成り立っているという発想はありませんでした。

ロータリーのエンブレム、歯車のマークはRIから借りています。RI分担金はいります。しかし活動するのは会員です。会員がクラブという道場を借りて、自ら実践して、自己研鑽を計り、異業種交流をして情報を得て、自己啓発をはかって、奉仕の理想、親睦、慈愛、寛容の精神をもって職業に励む精神を習う道場がロータリーであると思います。費用と効果の比較ではありません。

会長を一年仰せつかり、この位のことが言えるようになりました。

理事、役員、委員長他会員の皆々様のご協力で無事一年を果たす事が出来ました。いたらぬ事が多々あったと思います。寛容の精神でご容赦下さい。心より感謝申し上げ、私のご挨拶とさせて頂きます。

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2003年7月1日 新年度の活動方針

2003-2004年度大阪うつぼRC第23代会長藤井でございます。一年間ご協力をお願いします。

さて、21世紀も3年目の半ばにあり、IT革命、WEB社会の産業革命も益々浸透し、経済システム、社会構造に大きな変化をおよぼしています。経済システムにおいては、(1)情報化 (2)グローバル化 (3)メガコンペティション (4)アジアの台頭 等、
社会構造の変化では、合併、統合 等 特にアジアの台頭は構造的デフレ、空洞化を起こし、経済界に大きな打撃を与えています。

メガコンペティション、構造デフレの対応策としての生き残りの方法は、原点に帰り、選択と集中をし、会社独自を差別化、アイデンティティが潮流であります。

ロータリーも例外ではなく、1998年7月以降、世界で40万人、全会員の1/3が退会しております。クラブ存続の危機を問われるクラブにならないためにも、なぜ会員が退会したのかを問題提起し、対応策としては原点に帰った奉仕活動ということが潮流であります。

ロータリーの原点は親睦と奉仕の調和であります。私は一年 (1) 親睦をもっと深めること。(2) 職業奉仕につながる奉仕の理解を深めること。この2つを活動項目の両輪とします。

具体的には、例会後、例会の余韻を1時間、堂島倶楽部(7階)において、ボトルをキープします。3,000円の費用で自由参加、ロータリーを語り、情報交換し、異業種交流をして、例会場で足らなかった親睦を補います。

職業奉仕の理解においては、やさしい茶席の禅語を会長の時間、3〜5分いただいて、読み合せをし、職業奉仕理解の補助の教材とします。東洋的禅も西洋的ロータリーと思想としての考え方は同じであります。理解には教材があった方がわかりやすいでしょう。この両輪を具体的活動項目とします。以上が結論であります。

本論に入ります。ロータリーは思想です。一生かかっても真のロータリーを血とすることは出来ません。本能があるからです。せめて、理解して、調和する、これが最高のロータリーと考えます。

私は昭和58年2月に大阪うつぼロータリークラブにご縁をいただきましたので、平成15年2月で20年になります。ロータリー20年、原点に帰り、20年のロータリーの理解を反省をこめてお話しすることで挨拶とします。

ロータリーの綱領は、「奉仕の理想」の鼓吹、育成とあります。奉仕とは何でありましょう。分類してみますと、(1)内なる奉仕 (2)外なる奉仕 に分類されます。理想とは何でありましょう。手段、技術と考えてもよいと思います。実践がいります。目的(綱領)は人類の平和と相互理解であります。

人類の原点は私であります。私が平和に暮らすには、どういう対応をすればよいのでしょうか。私とは自我の欲望であり、考える動物であり、言葉をもっています。その私は他人と社会との関係で生きています。私一人では生活出来ません。私と他人がかかわらなければなりません。私と他人は欲望をもった同志です。そこで対立という矛盾が生じます。

この問題を解決する手段、技術がロータリーであります。いいかえれば、理想と現実の中和剤であります。ロータリーは人生哲学であり、実践哲学であるという所以であります。

鼓吹、育成するということは、少なくとも、奉仕する私は奉仕の心を知覚している必要があります。奉仕する私、主人公も人類の一人であります。欲望の真只中にあります。

中国の古典に「衣食足りて礼節を知る」という言葉があります。職業奉仕をして、人格を高め、エネルギーが余れば、社会奉仕、国際奉仕という事だと思います。一方を立てれば、一方が立たない。二元相対の理想と現実のバランスを私一人で実践、解決するのが理想であるが、大変難しい。

そこで、私とあなたが励みあって、バランスをとって下さいと提供された奉仕の訓練の場所がクラブであります。そして、自分と他人、自分の社会との関係を深く了解するための技術がロータリーであります。利害関係をなくするためのマニュアル4つの柱がロータリーにあります。

(1)綱領 (2)四つのテスト (3)サービスの理念 決議23-34 (4)ESS
今年度は補助手段として禅とお茶に目を向けてみましょう。ロータリーは人の心を扱う奉仕クラブともいいます。原点に帰って、真のロータリーの理念を知覚しよう。ポール・ハリスの童心に帰る知恵を理解出来ると考えます。

ここで、ロータリーの真の意味の理解の入口に一緒に考えてみましょう。人類は過去2回産業革命を経験しています。
(1)19世紀 イギリス マンチェスターを中心とした蒸気機関の革命
(2)20世紀 アメリカ ヘンリーフォード自動車量産の革命
大きな革命、変動の時期は既得権者と新興勢力との間でたえず争いがおこり、経済社会に混乱がおこります。

20世紀初頭、1905年経済恐慌で人心の荒れすさんだ時に、4人でロータリーが生まれ、1910年「全米ロータリークラブ連合会」結成、初代会長ポール・ハリス誕生以来100年、全世界約31,000クラブ、120万人強の会員をようする世界最大級の奉仕団体に生成発展した原動力は、親睦と奉仕の調和、利己と利他の調和であったと考えます。ロータリーの先輩たちは、ロータリーの真の意味を考え続けた100年であったからこそ成長したと考えます。

ポール・ハリスの真の意味はどうだったでしょう。ポール・ハリスのロータリーの精神は、慈愛と寛容と忍耐といわれたそうです。親睦からのスタートと考えます。例会に出席すると「童心に帰る」ことが出来るといわれたそうです。

童心とは何でありましょうか?それは人間の本性という事で、例会での1時間は息抜きの1時間です。業務のために緊張した心も身体もリラックスになります。競争者のいない世界、警戒心を必要としない時間、ここではじめて我に帰り反省が行なわれ、次第に本性の自分に帰ります。

即ち人間性が取り戻されて、他人の事や社会の問題等を考えるゆとりが出来ます。心の隅にあった善意の芽は育ち、考えていた奉仕を実行に移す決意も生まれます。この様な心境になることをポール・ハリスは「童心に帰る」といわれました。

21世紀に入り、RIも1998年7月以来の会員の減少に対する対応策をたてています。RIは標準ロータリークラブ定款から外れた200のクラブを認め、3年間試験的プログラムを実施しました。

(1)例会回数の変更 (2)出席規定の緩和 (3)法人及家族会員の会員身分
新しいモデル インターネットによるe-クラブ等であります。

またRI会長テーマも人間性内面重視の真の意味を考えたテーマになっています。2001−2002年度RI会長リチャードD.キング氏の寄稿がありました。「なぜロータリーに?」というタイトルでした。

ロータリーは品性を鍛錬し、最上の人間の精神を引き出す。ロータリーはいつも2種類の人間に恩恵をもたらす。1種類は奉仕を受ける受益者、もう一人の恩恵は実際に奉仕を施しているロータリアンにもたらされている。奉仕するプロセスに於いて、より良質の人間になっていくといっています。

2002-2003年度RI会長ビチャイ・ラタクル氏は以下のように述べています。「私は形の上ではロータリアンでしたが、気持ちの上ではロータリアンではなかったのです。しかしロータリーの魔法が私の心を深くとらえました。心が通い合うプロジェクトが会員を夢中にさせます。個人として参加するような人間味のある奉仕が効果的な方法です。ロータリアンに仲間意識と目的意識を与える方法、“財布の奉仕”でなく、身をもっての奉仕が会員を引き止める鍵であります。」

2660地区パストガバナー井上暎夫氏もガバナー公式訪問にて、真の意味のロータリーの理解を語られました。ロータリーはロータリーのアイデンティティを守るべきだ。ロータリーのロータリーたる所以はI serveである。ロータリアンとしてロータリーの仕事をするのはクラブである。それを支えるのがメンバーである。近年とみにI serveという職業奉仕の理念がなおざりにされ、倫理性が忘れさられているというお話でした。

ここで奉仕について考えてみましょう。奉仕には、
(1)内なる奉仕−I serve 職業奉仕的 手段は、参加−親睦−相互理解−信頼−友情−愛、慈愛、寛容、欲望(自我ともいう)の制約
(2)外なる奉仕−We serve 社会奉仕的 手段は、財布
という二面的な考え方があり、調和が大切であります。

近年このバランスがくずれ、外なる奉仕、手段は財布の奉仕にウエイトがかかりすぎ、形だけのロータリーになり、心のない、目に見える評価を期待する奉仕になっていたのではないでしょうか。

人間の愛、慈愛、寛容につながる内なる奉仕、I serve 職業奉仕的、クラブ中心、草の根運動の手段は、参加−親睦−相互理解−信頼−友情−愛について考えてみましょう。

ある禅僧のお話を参考にしてみましょう。日本は現在、デフレ、空洞化等により企業倒産、失業が増えてはいるが、一方で物質的にまだまだ豊かなのに、国民は先行き不安になっている。結論は“自分を知らないからだ。”絶対という真の自分を知らなければならない。自分を知る入口に来る努力がいる。

自我を育てる方向へ行ってしまっている。欲望を満たす方向に進んだ。禅の書に「君子財を愛す。之を取るに道あり」とある。経済の道ではない。真実の道である。その道をずっと追求すると“自己探求”になる。自我を滅却する方法を考える必要がある。

今は人間評価の尺度がおかしい。外面評価の基準になっている。人格とか品性とかいうものを考えないといけない。進歩していない。

教育では人格の形成は委ねられない。知識は必要である。知識と能力だけでない。総合した人間の値打ちである。その中心、羅針盤は真実をどこに求めるかである。真実は普遍的な時間、空間を超えたもの。自然界の説法、山川、草木に調和の世界がある。

一人の徹した人をつくる。足並みを揃えることは無理である。一人の優れた人が出ると周辺に影響を与える。

「あの人のような人生を歩みたい。」
「あの人を手本にしたい。」
比叡山を開いた伝教大師は“一隅を照らすものは世界を照らす”とおっしゃった。道に徹した人になる事。手本となる人になる事。善意のひとかけらにあること。どうしたら自分を知ることが出来るか、どうしたら人格を高めることが出来るかを真剣に考えること。

家庭であれ、会社であれ、地域社会であれ、原点は一個の人間である。I serveである。自分が良くなったら、家庭が良くなる。地域が良くなる。国が良くなる。原点は自分。

それが今は引っくり返っている。誰が悪い。学校が悪い。地域が悪い。国が悪い。なぜ引っくり返っているというと、“自我”がすべてそうさせてしまった。“己事究明”という己のことを明らかにする。そのために職業奉仕をする。今は不安だらけだから考えるのに最もいい時期である。

クラブ会員の今後の生き方は、人徳を養うことにつきる。言うは易きで、大変である。日本人は数字で評価出来るものには躍起になる。人徳のように測る尺度のないものは ごまかす。過去は気をつけた民族であった。クラブ会員の人徳があれば社員はついて来る。人徳は すぐ培われるものではない。会社が苦しい時に人徳をといってもしょうがない。せめて入口まできてほしい。

私たちが目指すのは自他一如、超我の奉仕。対立の世界ではない。信頼が生まれる。自我ばかり強くなると破滅の方向に向う。対立の世界を溶解する。

“己事究明”自分を明らかにする。ソクラテスは「汝、自らを知れ」と云う。“汝自らを知れ”とはどういうことかと自分で追求していく。深く深く追求する。そして信じて、理解する。行じる。実践する。日常の行動のなかに現す。人格化が絶対に必要である。容易なことではない。しかし、個人個人がそれをやらなければ世の中は変わらない。

“自分を知る”理解する近道はロータリーにも4つの柱があります。しかし、西洋で生まれたロータリーには東洋人にはわかりにくい部分があります。そのわかりにくい部分を理解する、補うには東洋思想、禅とお茶の世界が参考になります。禅では不二一如、お茶では和敬静寂という言葉があります。

あくまで財布と私の心のバランスを保ち、私が善意をもち、相手をたて、与えてもみかえりを要求せず、敬い、和をもって一座を保つ、自我をころして相手をたてる、高徳の考え方、I serveの考え方、Weではありません。ロータリーのロータリーたりうる決議23-24、人生哲学(自己矛盾の人生哲学)であります。

私は一年皆様と一緒に親睦をもっと深め、禅とお茶の助けを借りて、ロータリーの4つの柱を再確認し、ポールが言った「童心に帰る」ための理解を深め、自我を捨て、人徳を養い、人間形成をはかり、あの人を手本にしたいと思われる人となり、一隅を照らす人になるための知識の理解をはかり、善意の種をまいて育てる、LEND A HAND の入口に皆様と一緒に勉強する一年にしたいと考えています。ご協力をお願いします。

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